ワンコの紹介やオススメレシピ、家族や友人とのショッピング・お出かけ風景など…ネイリスト・山田佳奈の日常を綴ったページです。

山田佳奈
(Yamada Kana)

アルディビューティーカレッジ学院長
アルディネイルサロン 主宰

NPO法人日本ネイリスト協会 常任本部認定講師・マスターエデュケーター
ネイリスト技能検定試験 主管・試験官
JNAジェルネイル技能検定試験 試験官
JNA認定講師資格試験 試験官

【著作物】
2009年
DVD『ネイルスキルアップ講座』を発売
2008年
『ネイルコレクションA to Z』台湾翻訳版を出版
2007年
『ネイルコレクションA to Z』を出版

2002年、INCグランドチャンピオン他、国内・海外で数々のタイトルを獲得。特にデザインスカルプチュアの技術は各メディアでも数多く紹介される。ネイルケアにも定評があり、その枠を超えエステティックの知識と技術も習得し、トータルビューティーを提案。
学院長に就いているアルディビューティーカレッジには全国や海外からのプロネイリスト達も足を運ぶ。また雑誌やTVはもちろん、各地で開催されるネイルイベントでのクラスルームや海外でのセミナーを通してネイルの世界を紹介。日本そして海外のネイル業界とネイリストのさらなる向上に力を注いでいる。

Arudy Nail Salon

Arudy Beauty College

Esthetic Arudy in


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カテゴリ:3匹のストーリー( 17 )

その後の3匹のストーリー 2

ちょうど一年が経ちました。
なかなか‘ひめ’のことを書き出せなくて一年が経ってしまいました。

昨年13歳を迎えたばかりの3匹のストーリーのほぼ主役、わが家のひめが老衰で亡くなりました。

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「飼い主想いの、いい子ですよ。」
獣医さんの一言に救われるような気持ちでした。


のんびり健康的なシルバーライフを満喫していたひめの呼吸が突然乱れました。
獣医さんと連絡を取りつつ1週間ほど落ち着いたり乱れたり。心臓が弱っているとのことでした。それでも少しずつながらもご飯も食べられるし、ちゃんと眠れる。

ですが・・・治療をする、しないの話をする間もなくあっという間に旅立ってしまいました。
心のどこかで分かっていてもやっぱり辛いです。

「治療をすることもできただろうけれど・・・治療中は犬自身も飼い主さんも心身に堪えますし経済的にも覚悟が要ります。ちょっと苦しいときもあったかもしれない。でも長引いたらもっと苦しかったと思いますよ。」
獣医さんはおっしゃってくださいました。





初めて会った日の様子もこのブログで紹介しています。

私はまだ3年目のネイリスト。
サロンワークにコンテストに、かけずり回っていたころです。
ひめは1,5キロの手のひらチワワ。
自宅に帰るといつも細〜いしっぽをブンブン振ってお出迎えしてくれました。
彼女に会えるのが嬉しくて、帰るのが楽しみだった毎日。
朝どんなに早くても、家族皆が寝静まった深夜でも、嬉しいときも悔しいときも、彼女がいてくれたから頑張れることもありました。


気がつけばあれからお互いにずいぶん年をとりました。
それもいつの間にかひめは私を追い越して大人になって、おばあちゃんになって・・・ゆっくりゆっくり歩くようになって。
白内障も進んでしまうからぼんやりとしか見えなくて不安になって・・・輪をかけて神経質でデリケートな内弁慶ワンコになっていました。


でもあの日からずっとずっと、毎日私たちのそばにいてくれた彼女。
あの日見せてくれた可愛らしい姿はいつまでも変わりませんでした。






すこしだけ、ひめとりんごのこと。
ひめの後にやって来た‘りんご’と‘むさし’は姉弟だったので、むさしに先立たれてしまったりんごは寂しそうでした。
寂しくて、私たち家族にはもちろん、自分よりも身体の小さなひめにもとっても甘えるようになりました。

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1.2つあるのにわざわざ1つのベッド(ひめのベッド)にもぐり込む。

2.ひめは静かに眠りたいのに、わざわざくっついて(ひめに乗っかって)眠る。

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3.ひめ、当然重たいので(うっとうしいので)起き上がって、りんごのベッドへ移動する。

4.ひめがいなくなったことに気付いたりんご、ひめのいるベッドに移動する(1.から繰り返し)。


ひめが本当にいなくなってから、りんごはさらにさらに甘えん坊になっています・・・。





おばあちゃんになったひめも味わい深くて良いのですが、キラキラとしたひめのアイドル時代ショットも♪

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3歳くらいでしょうか。女子ですね。






ひめ、その小さな身体、小さな手、クリッとした目、への字をした口元、キミの全部がいまでも大好き。
ちょこちょこぴょんぴょん歩く姿が本当にかわいかった。そんなふうに歩くから、おばあちゃになっても仔犬に間違えられちゃったね。
気が強くって、ときどき上から目線。
かまってあげられなくてご機嫌ななめのときは足を引きずって仮病もするし、わざとそそうもする。
私が悪いのに・・・叱るにも心が痛くて、叱った後は2人で反省したね。
でも自分が小さくて弱いのを知ってるから本当は甘えたくて、人に寄り添っていたくて、誰の腕の中でも嫌がらない。
だから皆に愛されていたね。

私も。家族の皆も。今でもキミを愛おしく想っているよ。


天国でむさしにも会えた?
ついでに伝えておいて、むさしのことも大好きだよって。

そばにいてくれて本当にありがとう。
私たちのもとへ来てくれてありがとう。










 
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by kanahimeringo | 2013-09-22 08:00 | 3匹のストーリー

その後の3匹のストーリー

春の青空、桜は満開、気分はなんとも晴れやか。
それなのに、同時に私は胸を締め付けれらるような、切ない気持ちにもなります。

見上げると空が見えないくらいに桜が満開だった公園。
その下を一緒にお散歩したのを最後に、我が家の大将だったワンコのむさしは、はらはらと舞い散ってゆく桜と共にこの世を去りました。
あれから2年が経ちました。

今でも彼のことを思い出すと、会いたくて、抱きしめたくて、自然と涙が溢れます。
「亡くなった者への悲しみって、癒えないのね…。」
母が、いつも呟きます。
私も、そう思います。
それでも、柔らかくて儚げな、薄ピンク色の桜の花々は、見上げるたびに切なくなってしまう私の心を優しく包んでくれるかのようです。


葬儀をしていただいた世田谷の大蔵動物霊園で、今年は‘土戻し’、いわゆる3回忌をお願いしました。
世田谷通りを抜け、霊園へ向かうまっすぐの道。その両脇には満開の桜。

  
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「また、この季節だね。」
と、私が車の窓を大きく開けると、膝でおとなしく座っていたむさしの姉、りんごが立ち上がって窓枠に手をつき、尻尾を大きく振り出しました。まるでこの季節の香りを一緒に懐かしむように。
きっともう、彼女はむさしのことを覚えてはいないのでしょうけれど。

相変わらず優しく迎えてくださる霊園の方々の暖かなお気持ちに触れ、私たち家族は安心して、むさしを送り出すことができました。 



大御所、11歳になるひめの右目は白内障に…いよいよ‘おばあちゃん’になりました。それでも、散歩をしていると「かわいい!何ヶ月ですか〜!」なんて言われています…。
乙女街道まっしぐらの、りんごは6歳に。お目目パッチリでかわいいのに、玄関で靴と戦って散らかし放題、服に飾られたビーズを噛みちぎってボロボロにしたり(これは大汗)。まだまだイタズラが大好きです。

彼らはまぎれもなく家族です。
ただただ素直に、私たち人間に愛を教えてくれます。心を真っ直ぐに接していくことの大切さに気付かせてくれます。
私がこうして、皆さんにその想いを伝えたくて綴ったストーリーは、私自身の‘気づき’でもありました。いつも読んでくださる皆さん、アドバイスをいただいたり、共感してくださったり、本当にありがとうございます。

3匹は2匹になりましたが、また、我が家のワンコのお話をお伝えしていきたいと思います。
楽しみにしていてくださいね。









 
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by kanahimeringo | 2010-04-21 23:00 | 3匹のストーリー

3匹のストーリー

最終回 
〜後編〜

葬儀場は世田谷、成城学園にある大蔵動物霊園。
薄曇りの空、私とむさしは5日ぶりの対面でした。

「ご家族にワンちゃんがいらしたら、どうぞ一緒にお越しください。」
という霊園の方のはからいもあり、ひめとりんごも一緒に。
彼女達は、むさしが亡くなったことをもちろん理解はしていないでしょう。
でも、事故があった日から翌日霊園の方のお迎えが来るまで、りんごは硬直したむさしの傍を離れなかったそうです。姉弟の絆でしょうか、むさしのお姉さん役だった彼女にとって、きっと彼を一人にはしておけなかったのでしょう。


お焼香の香りが小さな霊園内を包んでいました。
「辛かったことと思います。お茶をご用意しますから、お掛けになってお待ちください。」
声をかけてくださる係の方達の何気ない優しさも私達を包んでくれました。
聞けば、皆さんも動物と暮らしているか、暮らしていた方達ばかりだそう。こちらの心情を察して下さり、穏やかにそして丁寧に、まず先に葬儀の手続きを済ませて下さいました。

「どうぞ、お入りになってください。」
案内された部屋、そこには小さな祭壇と小さな棺桶。
そして、今にも尻尾を振り出すんじゃないかと思ったほどキレイなままの可愛いむさしが、たくさんの色とりどりのお花に身をうずめるようにして横になっていました。
その姿を見た瞬間、やっと会えたという気持ちで胸がいっぱいになり、抑えていた気持ちと一緒に私の目には涙が溢れ出しました。
「つらい思いをさせてごめんね。遅くなってごめんね。」
彼の顔にそっと手を触れると、いつもと変わらないふわふわで柔らかな毛の感触。
「ゆっくりとお別れの言葉をかけてあげて下さい。」
係の方は私達家族だけを部屋に残し、席を外して下さいました。
私はただ、ただ、愛しくて、無念で、涙することしかできず、こぼれ落ちる涙は私の頬をつたって彼の頬を濡らしていました。氷のように冷たくて硬直したままのむさしが目を覚ますことなど無いのは分かっていても、彼の身体を抱きしめ、離れずにはいられませんでした。

どのくらいの時間が経ったのでしょうか。
母が部屋のドアを開けると、お坊さんがいらっしゃいました。そして私達は彼の大好きだったおやつとおもちゃを、棺桶いっぱいに入れてあげたのです。こみ上げてくる愛しさと悲しみと一緒に。
そして、葬儀は始まりました。

お骨は明日、自宅へ持ってきてくださるとの事。
最後のお見送りを終えた私達は自宅へ向かいました。帰り道、無事に葬儀を終えたという報告をと、獣医さんに電話をしました。
「先生、本当にありがとうございました。無事に見送ることができました。」
「そう、わざわざありがとう・・・」
先生が声を詰まらせ、涙している様子が電話口からも分かりました。
「先生、申し訳ありませんでした。」
「うん、うん・・・」
親身に診療してくださる、心ある先生。先生の涙が語るように、私もそれ以上の言葉が見つからなくて。それどころか、声に出そうとすると唇が震えてしまって言葉にもなりませんでした。
先生には心から感謝しています。



翌週、初七日を、毎週土曜に開催される法要に合わせて四十九日を。それからお骨は霊園へ預け、そして先日、一周忌を終えました。
あらかじめ霊園に連絡をしておけばいつでも準備をして待っていて下さいます。
お骨の前には生前の写真と大好きなおやつ。そして小さなコップにお水を、係の方達が毎日、毎日、キレイに入れ替えて下さっているのです。
「そうですか。もう一年になるんですね。」
いつも温かく声をかけてくださる霊園の方達のおかげで、私達だけでなく多くのご家族が心救われていることと思います。



そして四十九日までの間、むさしのためにお線香とお花をと、親しくさせていただいている方や友人、会社のスタッフまでもが彼に会いに自宅へ来てくれました。
  
   
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お忙しい中、本当にありがとうございました。
皆さんに愛されて、むさしは幸せ者です。



大きな体のむさしに圧倒されていて気が張っていたのでしょうか。この頃のひめは、穏やかな毎日の中、急に歳をとったように思います。白髪も増えて、‘ものもらい’にもよく罹ってしまいます。でもいたって元気です。
りんごはとっても甘えん坊になってしまいました。むさしといつも寄り添っていたから、誰かのぬくもりが恋しくて仕方ないようです。彼女は健康そのものです。





むさし、
キミは我が家にやってきて幸せだったかな。
私と一緒で楽しかったかな。
キミが私を癒してくれた分、私はちゃんとキミを癒してあげられたかな。
キミが私を想ってくれていた時、私はちゃんとキミへの想いを伝えられたかな。
キミのキラキラした瞳が大好きだった。
だっこの順番も、おやつの順番も、まるで‘一番最後でいいからたくさんね’って言っているような瞳。
だからどんな時も、大好きだという気持ちをたくさん込めた。

あんなに叱って、ごめんね。
解ってあげられないこともたくさんあったよね、ごめんね。
最期に一緒にいてあげられなくて、ごめんね。
キミのいない毎日を重ねていけばいくほど、キミへの大好きはどんどん純粋で透明なものになっていく。

キミはいなくなってしまったけれど、残していってくれたたくさんの思い出と一緒に、気付かせてくれたこともたくさんあります。
気持ちを言葉にできないキミ達と心で接することの大切さ、しっかり抱きしめてあげること、本気で叱ること、顔がくちゃくちゃになるくらい撫でてほめること、たっぷり遊ぶこと。それを、ちゃんと毎日続けること。
私達の心を成長させてくれること。愛しい気持ちと思いやる事の大切さに気付かせてくれること。

だから、私は感謝しています。
むさし、そして、ひめとりんご。私達のところへ来てくれて本当にありがとう。




                              『3匹のストーリー』 おわり






 

 
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by kanahimeringo | 2009-04-12 20:00 | 3匹のストーリー

3匹のストーリー

最終回
〜前編〜

予期せずしてあまりにも突然の事が起きたとき、その瞬間は動揺したとしても、意外にもそういう時こそ人は気が張るものなのだと思います。
一年が経とうとしている今になって、愛しい想いが溢れてくるのです。


2008年4月10日午後6時06分。
私が大阪校で夜間の授業を開始し、間もなくのこと。

「佳奈先生、急用のお電話です。・・・少しお元気がないようです。」
と、スタッフ。母からの電話でした。
私が電話口に出ると、母は
「もしもし・・・忙しい時にごめんね。」
とても沈んだ声です。その様子を察してかスタッフ達も心配そうにしています。
「どうしたの?」
「あのね・・・が・・・」
途中で声を詰まらせる母。
何か言っているのですが、うまく聞き取れません。
「何?しっかりして。」
私が聞き返すと、母はまるで子供のように泣き始めました。
泣きながら、
「むさしが、死んじゃったの・・・」
と。



この『3匹のストーリー』を書き始めてから、早いもので2年が経ちました。
コツコツと継続することが決して得意ではない私が、おかげさまでネイルの仕事と我が家の犬の世話だけは続けられているのも使命と思い、ワンコだけでなく動物たちと暮らす上で大切なことやすべきこと、その知っている限りをお伝えしたい、何かのお役に立てたら、という想いで始めたのです。
まさか、書き続けている最中に愛犬の死に直面するとは考えてもいませんでした。
むしろ、このストーリーの最終回には‘これから先、何年も生活を共にするであろう3匹に責任を持って接し続けて行きたい’という気持ちを綴りたいと思っていた矢先のこと。
我が家の大将、むさしが亡くなりました。

読んでくださっている方々から、
「『3匹のストーリー』は、たしか次回が最終回と書いてあったのだけど、いつなの?」
と、聞かれていました。
時間が経ってしまってごめんなさい。途中まで書いていたものの、言葉にしようとすればするほど、涙がとめどなく溢れてきて、涙で言葉がかき消されてゆくのです。



      
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事故でした。
むさしは小さなビニールバックを頭に被ってしまい、窒息してしまったのです。
なんて可哀想なことをしたのだろう・・・と、あれからしばらく自分達を責めました。

帰宅して最初にむさしを発見した母は、冷たくなった彼を抱きしめながらずっと泣いていたそうです。泣いて、泣いて、ようやく姉と私に電話をした、と。
姉が帰宅するまでの間、むさしと母をそのまま放っておくことができず、私はまず獣医さんの指示を仰ごうと病院へ連絡をしました。私はこみ上げてくるものを必死で抑えていました。あまりのショックで事実を受け入れることができなかったのでしょう、自分でも驚くほど冷静でした。
対応してくださったのは助士さんでした。霊園の連絡先を教えてくださり、続けて頭部と腹部に氷枕を当て、部屋に冷房をつけておくように、と。そして、
「よくある事故なのよ。落ち着いてね・・・」
その言葉でハッと我に返り、急に目頭が熱くなったのを覚えています。やっと、何が起こったのかを理解しました。
言われたとおりを母に伝え、霊園に連絡し、日曜に葬儀の手配をしたのです。

その日の夜。
出張先のホテルで一人になると、やっと涙が溢れてきました。それでもまだ、信じることはできませんでしたが。

翌日金曜日の早朝、ホテルでむさしの夢を見て目が覚めました。
母から、午前中に霊園の方が迎えにいらして下さったとの報告。
ホッとしたのでしょうか・・・仕事を終え、夜、東京に向かう新幹線の車内はとても空いていて。隣に人がいないと急に淋しくなって。流れてゆく景色が涙でぼんやりとしていました。私はずっと、泣いていました。

土曜日も私は彼に会うことはできませんでした。
会ったらどうなってしまうか分からない私にとって、仕事があることが、むしろとてもありがたかった。神様がいるならば、私がとっても未熟だから、とうてい受け入れることのできない私に時間を与えようと、あえて会えない時を選んでむさしを召されたのではないかと思います。


最終回
〜後編〜へつづく






 
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by kanahimeringo | 2009-04-06 08:00 | 3匹のストーリー

3匹のストーリー

第11話

2007年、一部の中国製品の身体へ与える影響が問題になったのは記憶に新しいところです。
しかし、全てがそうとは決して限らないでしょうし、国産のものだって、そしてこの世の中、他の問題を挙げたらキリがありませんが。
でも、そんな問題が現実に身近で起こったら・・・。

今回は3匹のごはんとおやつについて、そしてりんごの手術のお話です。


以前ご紹介させていただいた通り、我が家のワンコたちのごはんは、ドッグフード、さつまいも、キャベツ、豚肉、など・・・。など・・・?私の知らないところで、母は何やらこっそりおやつを・・・。
そして、食べ物に関しては少々物申したい私、母に厳重注意をする日々です。

ワンコは肉食動物です。
お肉に含まれているビタミンなどの栄養素をしっかり吸収するので、基本的にはそれだけで十分だそう。
よりバランスよく栄養を摂るためにドッグフード。でも、ドッグフードは小麦粉を多く使用しているものがほとんどなので、肥満気味のワンコには要厳選です。実際に我が家の3匹もそうでした。
そこで、キャベツを混ぜるなんていうのも一つの手段。ごはんの嵩(かさ)を増やしながらお肉のビタミン吸収率もアップするので一石二鳥!
他に、ひめが来た時にブリーダーさんからいただいたアドバイス。
「さつまいもの糖分が、穏やかな気質の子に育てるんだよ。おやつにあげてみて。」
と。
ならば、と毎日のように食べさせていました。加えて、ワンコ用のジャーキーやビスケットなんかも。
すると獣医さん。はい、叱られます。
「あげすぎ!肥満の素!」
・・・。
難しいものです。
特に、母と一緒に私から厳重注意を受けていた我が家の大将むさしは、色々なものを食べ過ぎて太った挙句アレルギーが!なんと、目鼻の周りの毛や色素が抜けてしまったのです(その顔はちょっと笑えました)。内臓に問題はないようでしたが。
もちろん、獣医さん。はい、また叱られます。
「最近の室内犬(動物全般だそうですが)はデリケートだから(そんなに肥満でも・・・笑)アレルギーにもなりやすいのよ!もしもドッグフードでアレルギー症状が出たら、面倒でも鶏肉か豚肉を湯がいて、手作りのごはんを作ってあげて。それと、おやつ抜き!」
とのこと。毎度申し訳ありません。
ちなみに、個人差はありますがアレルギー発症率が高い順に、牛肉、鶏肉、ラム肉、豚肉だそうで、それでも合わない場合はタラなどの白身のお魚が良いそうです。
そのせいなのか、昨年末あたりから3匹は何を試してみてもダメ、食欲不振になっていたのです。


そんなある日のこと。
2007年12月下旬の日曜日。
りんごの脚の付け根に、ビー玉大のしこりが・・・。
触ってみても、押してみても、目を細めるだけで痛みを感じている様子はないのですが、少し気だるそうにしているのです。
休診と知りつつも慌てて獣医さんに連絡してみると、急いで来なさいとのこと。本当に、先生には頭が上がりません。
到着するやいなや診察台へ、触診。もともと臆病なりんごは少し辛そう。
「どうでしょうか。」
私の問いかけに、先生は深刻そうに
「うーん・・・」
続けて、眉間にしわを寄せながら
「リンパ部分が腫れているの。触ってみて、首筋も・・・。」
私の手をとり、首筋へ。少し硬い・・・。
「ごはんはキャベツと豚肉、おやつは一切禁止。年内に緊急手術になるかもしれない。準備をしておいて。」
準備。そう、心の準備のことでした。

そうなったら、一家総出で食管理開始です。
自分には甘くとも、ワンコのためなら何のその。毎日、キャベツと豚肉を細かく切って、湯がいて2食。
幸いなことにいただいたお薬が効き、数日後にはしこりが消えたのです。と言っても抗生物質のほかにも薬を何種類も飲んでいたので、気だるそうな様子に変わりはなかったのですが。
そして、気が緩んだのでしょう。
頑張ったねと、ごほうびにおやつを一つあげてしまったのです。

まさか!
我が目を疑いました。数時間後にまた、同じ箇所がぷっくりと腫れあがったのです!
一体何が?と思いながら内容表示成分を見ようと・・・中国製。
でも・・・。きっとそれだけが原因ではないのでしょうけれど、無責任な事をしてしまったと飼い主として申し訳ない、切ない気持ちで胸がいっぱいになってしまいました。

「薬で落ち着きそうね。でも年明けにはリンパ部分の手術はしないと。若いから、悪性だとしたら転移が早い。りんごは立派なワンコだけれど・・・色々な部分への影響も考えて避妊手術もしましょう。」
と、先生。
私達はお願いしました。


その甲斐あったのか年明け、りんごの手術は無事に成功。
脚の付け根のふくらみはリンパの腫瘍で、全身にその症状が出始めるところでした。進行すれば、癌。先生の予想は的中でした。触診だけで彼女の身体がどうなっているのかを、見抜いていらしたのです。
「あたしって、名医よね〜。年末に覚悟しちゃったわよ、りんご!」
冗談まじりに先生がりんごに話しかけます。
むさしと同じように、アンテナを張って帰宅したりんご。
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あれから半年。
キャベツと豚肉のごはんにしてから、驚くほどの食欲を見せるワンコたち。身体に溜まっていた何かがスッキリと抜けきったようで、まるで別人(犬)です。
おやつ選びは苦戦しつつも慎重です。あげすぎないようにも気をつけています。
お留守番の時などには、タラを乾かした無添加ジャーキーを喜んで食べています。


たかがごはん。されどごはん。
人間の勝手な選択や考えで、物言えぬ彼らの生命を奪ってしまう危険があるのです。便利になって、選択肢が増えた世の中だからこそ、基本に忠実に。
たくましく元気に育って欲しいものです。


次回は最終回の前編です。
つづく






 
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by kanahimeringo | 2008-06-23 08:00 | 3匹のストーリー

3匹のストーリー

第10話

お話は少し戻ります。
りんごとむさしが我が家に来てから1年ほど経ったある日のこと。
彼らの故郷、広島から1本の電話。
「リン(彼らの母)とロン(彼らの父)に、また子供が生まれたの!5匹も!ほとんどがむさしと同じ色なの〜。」
受話器から聞こえてくる懐かしくてかわいらしい声。生まれたてのりんごとむさしを、一生懸命お世話してくれた‘犬親戚’の姉妹(第5話登場)です。
「えっっ!リンちゃん凄いね!!」
我が家でも盛り上がります。だって、りんごとむさしの兄弟が5匹も!チワワの出産といえば、平均してせいぜい2〜3匹と聞いていたのでそれはもう驚きました。
りんごとむさしは3人(匹)兄弟でした。1匹は生まれてすぐに亡くなってしまったので、2匹はそれはそれは可愛がられたのでした。ちなみに、ひめも3人(匹)兄弟です。
「写真も送るね。またもらってくれる?」
そんな風に言われたら・・・なんて考えている場合ではありません。3匹と過ごす我が家は毎日が運動会、それ以上の余裕がありません。

早速送られてきた写真の中に、親子ほのぼのショットも。
授乳中のリン。賢くて、優しくて、健康で、甘え上手の彼女。
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当時、世の中はチワワが大人気。
ほどなく、5匹それぞれの新しい家族が決まったとの連絡が来ました。
なんと、なんと!リンはその後、新たに3匹を出産!この世にたくさんの子供たちを誕生させてくれた、誇れるママ犬です。

りんごはリンに似たらしく、顔・形・雰囲気はもちろん、その賢さも少しいただけたようで。
「我が家の人間に少しでも余裕があったら、りんごにも子供を生ませたいね・・・。」
なんてよく話していたものでした。ですが、獣医の先生はあまりおススメなさいません。
「課題は色々よ。」
と、ずっしりと重みのある先生のひと言。
・産前産後のママ犬の体調管理・・・いざとなると、ひとりで出産できるワンコも多いそうですが、やはりお世話しなくては。特に体の小さなママ犬は自分自身の命にも危険があります。人間と一緒ですよね。
・生まれてくる子犬のお世話・・・大きな産声を上げる赤ちゃんもいれば、生まれてすぐに緊急手術!の場合も。乳離れするまで2ヶ月くらい子犬に付き添える時間が、人間にも必要だそうです。
・育児環境・・・子犬がウロウロしても危なくないか。ママ犬とのスキンシップは。衛生管理は。あたり前ですが、トイレができるワンコが生まれてくるわけではありません。オムツをするわけでもない彼らにとっては、あっちもこっちもトイレです。
・家系、血統・・・血統証があるないに関わらず、どんなパパ犬とどんなママ犬か、知ることは大切です。
・その後・・・約10〜15年、生活を共にしていけるのか。それとも里親の見当があるのか。

「他にも課題はたくさん。でも、りんごは健康だし、賢いから母親になる素質はあるわね。」
お褒めの言葉も。


しかし。
それから数年経った今年の初め、訳あってりんごは避妊手術を受けることになったのです。


第11話へつづく





  
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by kanahimeringo | 2008-05-01 07:00 | 3匹のストーリー

3匹のストーリー

第8話

我が家の朝はワンコたちの世話から始まります。
トイレのシートを替え、朝ごはんを準備、お水も新しく入れ替えて。ワンコたちは皆、こちらの思惑通り後をついて来て、順序良く業務をこなしてくれます。
母は毎朝誰よりも早起き。なので、そんな母と一緒のベッドで眠るひめは、私と一緒に眠っているりんごとむさしよりも早起き。朝ごはんの時間までリビングでしばし一人(匹)、嬉しいのんびりタイム。2匹が起きてくるまでのつかの間の安らぎのときです。
そうなんです。
半年経っても、1年経っても、ひめはりんごとむさしの存在を決して認めてはいないのです。毎晩、「明日はいませんように・・・」と、祈りながら眠りについていることでしょう。
とはいえ、一つ屋根の下。一緒に暮らすことになった以上協力していただかないと。

「やっぱり今日もいた・・・」
と心の中の叫び声が聞こえてくるような表情で毎朝ご対面。
そんな気持ちだとはつゆ知らず。りんごとむさしは自由に階段を上り下りしながら、朝から運動会です。
「ごはん、まだ?じゃあ、もうひと遊び!」
ときどき食べ物でアレルギーが出るものの、それでも何でもよく食べるのでみるみるうちに体も大きくなり、ほとんど心配の要らないとっても元気な2匹です。

前にも決めたように、我が家のルールは‘とにかくひめが優先’ですから、彼女の朝の業務を2匹に害されていないかもチェックします。
以前、3匹がごはんを食べ始めたのを見届けてからその場を離れたところ、後を追うようにひめが私の足元まで来て、悲しそうな顔をしているではありませんか!
「もう食べ終わったの?」と見に行くと、さっさと食べ終えたむさしがひめの分を・・・!!
ということで、朝から気が気でないひめです。
自分のごはんを盗られないように人(犬)一倍小さな口で、一生懸命ごはんを食べ、のどを詰まらせながら水を飲み、褒められたい一心でトイレが上手にできたとアピールし、褒められ、さっさとリビングの寝床を確保します。
はい、とても上手にできるようになりました。

そんなひめが熟睡している間に遊びつかれたりんごとむさしが勝手に添い寝。
ものすごく近くで大きな鼻息をかけられていたことに気づき、慌てて寝返りを打つひめ。

でも、一緒に生活するようになって1年を過ぎた辺りから、奇跡が起こるようになったのです。
ひめが嫌がらずに、いや、嫌がっているのかもしれませんが、落ち着いて並んでお昼寝するようになったのです。

リビングにあるワンコ用のベッドやブランケットの上で。
3匹の穏やかな時間です。
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しかし、やはりひめは、りんごとむさしを認めたわけではなく、どちらかというと諦めたのだと家族は薄々気づいています・・・。

第9話へつづく




 
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by kanahimeringo | 2008-01-21 08:00 | 3匹のストーリー

3匹のストーリー

〜番外編 ②〜

我が家の大将、むさし。
この日はおもちゃとスリッパで散々遊んで、散らかして。最後にはその大きな体を、スーパーマンが飛んでいるかのように広げて寝ていました。
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彼は現在3歳。チワワなのに6キロ強。
今だ確実に大きくなっています・・・。





 
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by kanahimeringo | 2008-01-15 11:00 | 3匹のストーリー

3匹のストーリー 

〜番外編〜

小さいながらも気が強くて、けなげなひめと
天真爛漫、体力自慢のむさし。

そして、自由気ままで甘え上手なりんご。
朝、すやすやと眠る彼女。
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こんな幸せそうな寝顔を見たら・・・
ちょっとのワガママも、いつものいたずらも、全て無かったことに♪
ついでに自分が起きなくてはいけないことまで忘れてしまいそうになります。




 
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by kanahimeringo | 2007-10-24 23:00 | 3匹のストーリー

3匹のストーリー

第7話

広島出身、チワワにしてはちょっと大きめのりんごとむさし。
上京してから2ヶ月ほどすぎたある日。
2匹の噂を聞きつけた『ネイルアップ』編集部より、取材依頼の電話。かつて、ひめも紙面デビューした雑誌、もちろん私もお世話になっています。
「先生のお宅にまたチワワがやって来たんですよね!ぜひモデルになってください♪」
お断りする理由なんてありません♪二つ返事で早速撮影に参加しました。

寒い寒い冬が終わりを告げようとしていた2月、海風がピューピュー吹くお台場。
たっぷりと自前の衣装を持参して本物のモデルさんに抱きかかえられる2匹は、走り回って遊びたくて仕方がなかった様子でした。

ネイルアップデビュー
d0256349_23421033.jpg


「ひめちゃんは元気ですか♪同じチワワでもこんなにも違うものなんですねぇ。・・大きいなぁ・・・。」
と、モデルさん。
そう、ひめのネイルアップデビューの時もお世話になったモデルさん。あの時は不安と恐怖で震えるひめを、みんなでいたわりながら撮影したっけ、なんて話をしながら撮影は進むのでした。



それから時は流れてさらに2ヶ月ほどすぎたある日、生後半年すぎたころ。
いつもお世話になっている獣医さんのもとへ。
お願いします、と先生に預けたのはむさしです。
そう。むさし、一世一代の去勢手術の日がやって来たのです!
 

これは驚いたことのひとつなのですが、上京したばかりの頃、先生のもとへ初めて2匹を連れて行ったときのこと。
ご挨拶がてらこれからの検診などの指示をいただきに伺ったつもりでしたが、思わぬ先生の一言。
先生曰く、ワンコは生まれて半年くらいで発情するそう。それが、たとえ親子でも兄妹でも、親戚でも、友達の彼、彼女でも!!りんごとむさしも時期が来れば・・・と、視線はゆっくりと2匹に。
‘えっ・・・?’と、驚きで目を丸くしながら2匹は仲良く並んで座っていました。
これは大変!!と、私は早めに去勢手術をお願いすることを決め、早速その日のうちに手術日を決めて帰ったのです。


さて、当日。
か弱いひめが長年お世話になっている、信頼のおける先生。
ひめが手術を受ける時には「ひめは小さいから、手ごわいぞ!がんばろうね。」と、優しく話しかけてくれる先生。
そんな先生、むさしを見て
「えぇ〜っ!もう大きくなった!半年でこの大きさじゃ成犬で5〜6キロになるね。手術の体力も十分!」
と、何やら花丸で合格。さらに、
「ホントにチワワ(笑)?」
「・・・はい。」
聞いているのかいないのか、隣でおとなしく(ボ〜ッと?)座っているむさし。
されるがままの、むさし。
夕方お迎えにきてくださいね、と助手さん。私は一旦自宅へと戻りました。
大きな体で無言の熱い視線を私に送る、彼を背後で感じながら。


予定通り夕方。
迎えに行くと、衛星アンテナのようになっているではありませんか!
傷口を舐めたりしないように、プラスチックのアンテナ風の襟を首に付けていただいていました。
写真がないのが残念です・・・ついつい笑ってしまうのは私だけでしょうか。
ひめの術後の格好もそれはそれはおかしいものでしたが(3匹のストーリー・第4話をどうぞ♪)。

一週間後に抜糸をしていただき、経過は順調。
むしろ、何があったのかまったく気にも留めていない、体力自慢のむさしでした。



第8話へ続く




 
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by kanahimeringo | 2007-10-17 10:00 | 3匹のストーリー

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